2024年2月21日、東京ミッドタウン八重洲カンファレンスで開催された、『福島県浜通り地域の「今」そして「未来」~サステナブルな社会の実現を目指して~』(主催:東北大学グリーン未来創造機構)に参加してきました。

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東北大学、福島国際研究教育機構(F-REI)、環境省の研究者、実務者の方から、福島の原発事故からの復興について、現状とこれからのビジョンについて説明、報告がありました。やはり研究者から見ると、甚大な影響をもたらした原発事故も物凄い研究対象になるのでしょう。この知見を未来へ活かしましょうという話をされていました。環境省の方は現実的で、放射性廃棄物の中間貯蔵庫、30年後に県外の最終処分場へ持って行く話(場所が未定ですが)、そしてその量を減らす為の再利用(道路整備の盛土や、農地の土壌など)などについて話されていました。この辺は、国が最後まで責任を持ってやる、大学などの研究機関もそれに協力する、そういう意思表示が見れて良かったと思いました。

後半では、浜通りの、帰還困難区域などができてしまった、南相馬市、浪江町、双葉町、大熊町、富岡町の首長さん達が来られてパネルディスカッションを行いました。こちらは、前半の研究者や国目線の話から被災地域目線の話になり、この13年間辛いこともあったという感じも滲ませながらも、未来へ希望を持って生きて行くんだという気持ちの部分を強く感じました。地域によって状況も違いますが、戻らない選択をした避難者も多く、街を復興して整備しても人が居ない、復興とは一体何なのか?そういう疑問も抱えながらも、進んで行っているという感じですね。企業誘致も進んで、新しい人も入って来ては居るようですが、全国的に少子高齢化が進む中、福島の未来はどうなるのか?中々難しい所だと思います。

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私も何か福島の為にしたいなと思いつつ、何も出来ていない所がありますが、とりあえず、今年は未体験の相馬野馬追に行ってみたいと思います。現地に足を運んでみる。というのが、個人に出来る復興のお手伝いかも知れませんね。