2023年11月

2023年11月18日、東京国際フォーラムで開催された「ふくしま避難者交流会2023」に参加して来ました。

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東日本大震災から12年も経ちますので、参加者も年々減っているように感じます。しかし、まだ問題は続いておりますし、風化させない為にも、こういったイベントを続けていく事は大事かもしれません。

会では色んなコーナーがありましたが、帰還した避難者が「復興なみえ町十日市祭」を中継するというコーナーがありました。

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同じ浪江町から避難し、そのまま関東に居られる方、戻った方で面識があるのでしょう。故郷、同郷の人を懐かしむ声が上がっておりました。

次にクイズゲームがあったのですが、私のグループのメンバーは何と、須賀川市、福島市、白河市、会津若松市という、浜通りがメインと思われる参加者の中でも、珍しく、中通り、会津地方の4人が偶然にも集まったチームで、逆に意気投合した感じでした笑。ちなみに、クイズに正解し、その後のジャンケンにも勝ちまして、景品を頂きました。

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真ん中の甘酒がそうです。何と、大熊町のお米で作った甘酒です。その名も「帰忘郷」。

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裏面には思いのこもったメッセージが書かれていました。

最後には、浪江町のキャラクター「うけどん」のグッズなど頂きました。

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うけどん可愛い。

最後に、福島県の復興局の部長さんがいらしたので、作家デビューを報告しようとした所、すでにご存知でした。僕は東京で頑張ろうと思いますが、「福島県特撮文化推進員」とかに任命してもらえるとやりやすいのでよろしくお願いします。


2023年11月3日、「避難者と支援者による ふれあいフェスティバル2023」(主催:広域避難者支援連絡会 in 東京 広域避難者交流会実行委員会)に参加しました。

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東日本大震災・原発事故から12年ですが、東京ではまだこういった交流会が開催されています。参加者は100名ぐらいでしたでしょうか?やはり、福島県浜通りの方が多かったですが、中通りや、宮城県、岩手県の方も少数ですが居られました。80歳ぐらいのお婆さんが「電車乗り継いで来たんだ。だんだん東京慣れてきたな」なんて言っておられて、たくましく適応されているなと思いました。

寄せ書きのコーナーがあったのですが、コロナ禍で開催できない期間があったせいか、「みんなに会えて嬉しい」といった言葉が見られました。

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手前味噌ですが、私は2023年4月に、初の児童小説を出版しましたので、報告させて頂きました。空想特撮小説「怪人家族の総選挙」です。特撮の神様、円谷英二の故郷、須賀川市出身の私が、東京に出てきて映像作品に関わるようになり、インスピレーションを得て書いた特撮小説です。よかったら読んでみてくださいね。主催者の方にも一部献本させて頂きました。

怪人家族の総選挙 刊行案内チラシ(WEB用)

話を戻しまして、交流会の会場では、避難者の12年を写したパネル展があったのですが、こちらの一枚が目に止まりました。

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原発事故の避難生活のせいか、お母さんの方は離婚してしまったそうですが、当時大学生だった娘さんは社会人になり、ご結婚されたそうです。

さて、こういった交流会もそろそろ最後かなと思い聞いてみたのですが、まだ続けていくそうです。実際、各地域の交流会は、参加者も減り、自然消滅したような所も多いのですが、東京ですからね、関東隣県からも集まりやすいですし、参加者が居る限りは続けていく事も大事かもしれません。

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