皆さんこんにちは。船橋市議選に最下位で落選し、失意の下に船橋を去り、東京で一からまた人生をやり直そうと頑張っている僕です。

東京に来てまだ3ヶ月ですが、政治活動では地元の政治家にコンタクトを取ってみたり、地域活動ではよしもとを交えた地元の劇団に参加したり、芸能活動では大手芸能事務所のオーディションを受けたりNHK「いだてん」のエキストラに参加したりもしました。さすが東京、チャンスが沢山あります。何か物になれば良いなと思っております。

さて、そんな折、とても嬉しいニュースが飛び込んできました。何と、令和元年11月1日に、船橋競馬場に相馬野馬追がやって来るというのです。

EFwK4DVU4AAZGeI


私はこのニュースを聞いた時、信じられないような思いで胸が熱くなりました。というのも、私が2018年に千葉に来た時は、縁もゆかりも知り合いも全く無く、一体どうしたものかと途方に暮れていたのですが、ある日、千葉市のイベントに相馬野馬追がやって来るという事で見に行ったのです。なぜ千葉県で福島県の相馬野馬追が?と思ったのですが、調べてみた所、昔、関東を収めていた平将門が馬を領地に放ち、それを敵と見立てて軍事訓練を行っていたという事です。その後、千葉氏が縁者となり、その子孫の相馬氏が福島県相馬地方に流れて、同じように馬を使った訓練を行っていたものがやがて催事、神事となり、現代まで続いているという事でした。そのような訳で、福島県と千葉県には、相馬野馬追が繋ぐ深い縁があるという事でした。私はこの事を知った時、全くの見ず知らずの土地に居るという考えは無くなり、縁の深い地に居るのだ、人類みな兄弟、助けてくれる人もあるだろうと心強く思ったものでした。その後、私は船橋市議選を目指すに当たり、この縁の話を伝え、さらに調べてわかった、船橋競馬場で走った馬が引退後に相馬野馬追で活躍している事なども伝え、市議に当選した暁には、船橋競馬場に相馬野馬追を呼びたいのだと船橋の有権者の皆さんに伝えて回りました。その期間は半年。自転車で船橋の東西南北を隅から隅まで駆け回り、チラシ配布枚数は7万枚にも登りました。これで相当な認知度を得たと思っていましたが、結果は最下位落選。船橋競馬場に相馬野馬追を呼ぶという夢も実現不可能になり、私は失意の下に船橋を去った訳です。そのような経緯ですので、今回のニュースを聞いた時は本当に嬉しくて胸が熱くなりました。前述の通り、私の思いは、船橋ではそれなりに伝わっていると思っていますので、行政や競馬組合の方が尽力してくれたのかなあ、などと思っています。本当にせっかく船橋は競馬場を2つも持ち、千葉と福島の縁もあり、相馬野馬追を誘致するには絶好の地であるのに実現できていませんでしたからね。近隣の千葉市、鎌ケ谷市、大井競馬場には来ているのになぜ船橋で出来ないのかと歯がゆく思っていたのですが、今回の実現のニュースを聞いてホントに僕の思いが届いて良かったなと思っています。船橋は童話のアンデルセンとも縁がありますので、何だかアンデルセン童話のようだなとも思いました。アンデルセン童話は主人公が不幸になる悲劇が多いですが、そのおかげで周りが幸せになったり、読者に温かい気持ちを運んでくれたりしますね。僕の場合も、僕自身は選挙に落ちて船橋を去りましたが、その思いは実現され、地域の皆さんを喜ばせ、福島と千葉を繋ぐ縁を作れたのかなと思うと、アンデルセンの力もあったのかなあなどとと考えてしまいます。

そんな訳で、僕の胸には色々な思いが去来している訳ですが、僕の話を抜きにしても、この船橋競馬場に相馬野馬追がやって来るというという事は、いわば縁者が、原発事故という被害を受けてもなお頑張っているのだと、そういう姿を見せに帰って来るというような話でもありますので、船橋市民の皆さん、近隣の皆さんにはぜひ見に来てもらいたいと思います。