千葉市の「きぼーる」で開催された東日本大震災被災者支援・復興応援イベント「縁joy東北2018」に参加してきました。

新潟に居た頃はこういう交流会も下火になっていて、開催しても人が集まらなくなってきていましたが(ふりっぷはうすの補助金詐欺事件もありましたし)、千葉開催のものは初めてでしたし、帰宅困難区域の伝統芸能も見れるという事で行ってきました。

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浪江町川添神楽.mts_snapshot_16.55_[2018.11.17_18.36.07]

大熊町相馬流れ山踊り、浪江町川添神楽など、帰宅困難区域の伝統芸能なのですが、演者も当然、全国各地に散らばった人で構成されてり、久しぶりに集まったというような事を話しておられました。悲しい事故がありましたが、こういう伝統を残していくという事は大切な事ですね。

続いて、浪江町の避難者で民謡歌手の原田直之さんの歌の披露がありました。

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まず、着物に相馬野馬追が描かれている所にグッときましたね。想いが込められているんでしょう。歌声も大変見事でした。

数曲披露したのち、「相馬盆歌」を披露されたのですが、何と、自然に元町民達が踊りだしたのです。これには本当に心を打たれました。故郷は失っても、歌や伝統芸能で繋がっている。一つになれる。感動しました。


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イベントは皆さん笑顔で楽しまれていましたが、胸中には、戻れない故郷への思いや、国や東電に対する怒りのような感情もあるでしょう。

やはり、こういう結果を生み出してしまった原発は無くしていかなければならないと強く思いました。

私は自主避難者ですが、こういう方々の気持ちも受け取って代弁していきたいと思います。応援よろしくお願いします。

※船橋市在住、元劇団四季の横洲かおるさんの「花は咲く」も大変良かったです。

横州かおる.MTS_snapshot_02.50_[2018.11.17_18.33.06]